序章

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いつ、誰が、どんな病気にかかるかなんて、わからない。 こんな当たり前のこと分かってはいたはずなのに、理解したくなかった。 原因不明だったり、突然変異と言われただけでは、実感がわかない。 私はどうしたらいいか分からない。 だけど、苦しみたくない。傷みやツラいのには耐えれない。 私は、中学2年のときに、甲状腺機能亢進症と告げられた。 そのときに、薬が効かなければ、手術も視野に入れると言われたけど、薬が効いた。 だから、この歳で入院するなんて、夢にも思わなかった。 甲状腺機能亢進症でも、苦労したけれど、 大学3年の夏。 ハタチの夏。 就活、管理栄養士を目指しているため国家試験の勉強に励むはずだった。 そこに、待ってたのはすごく高い山だった。 これは、ただ精神面が弱いだけな私が送った闘病記です。
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