小さいって事はいい事だよね!

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「お前ら!菊を取り合うな!」  あまりに菊の扱いが酷い様子に青筋立てて二人の間に入り怒鳴りつける、珍しくも菊のヒーローっぷりなルート。 「アル!ヒーローならば菊の事を考えてやれ!」  同じくアーサーも青筋立ててアルを後ろから羽交い締めにし、叱り飛ばして同じく珍しく菊のヒーローっぽい行動を。 「あや?随分と面白い事態になってるあるね?」  お茶を飲みながら高見の見物をしている耀。もっと荒れないあるかな?等と不謹慎な独り言をぼやきながら、悪の帝王の様な態度で菓子をつまんでく。  アルとフランシスはルートとアーサーの制止にやっと動きをとめ、お互いに大人しく離れた。 「Sory」  アルが菊に一言謝れば頭を優しく撫で、同じく謝ればらしくなかったと反省し、菊に謝るフランシス。 「…………い…いえ…私は大丈夫ですから……くちゅん!」  蚊の鳴く様な声で心配かけないようニコッと笑い、ありがとうございますと呟くが寒かったのか可愛いくしゃみをして、寒そうに自分の着ていた上着を引き寄せて暖を取ろうとする菊。
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