小さいって事はいい事だよね!

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「ヴェッ!?」  その笑顔に怯え菊にぎゅーっと抱き付き隠れて、難を逃れようとするフェリ。 「ヴァルガス!菊に頼るな! 白旗!白旗で何とかしろ!」  こちらもくっつかれるのが嫌らしく、何かが違うアドバイスを叫ぶアーサー。 「あ、あの…フェリさん…私を盾にされても困るんですが?」  大量の冷や汗を流しながら後ろに隠れたフェリに声をかけ、自分が逃げられない状態に持ち込まれる。 「ちょっと、そこのパスタ!兄さんの楽しみの邪魔しないでよ! 兄さんの楽しみを妨害するなら、あたしが相手するわよ!?」  再びナターリヤがナイフを構え、臨戦態勢を取り殺る気満々の目つきでフェリを睨みつける。 「どうする?君次第だけど?」  凶悪な爽やか笑顔でフェリに圧力かけ、後がない事を暗示する。 「そこ!ちょっと待ったぁぁぁ!」  それまで居なかったのに唐突に現れ、離れた所からアルがヒーローの後光の様に止めに入りに乱入。
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