小さいって事はいい事だよね!

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ナターリヤは完全に魔王な形相で菊達をロックオンし、地響きのなりそうな足取りで一本ずつ近付き、魔女も裸足で逃げる様なオーラを垂れ流し。 「あ…ナターリヤ完全にブチ切れたかな?」  ノホホンとナターリヤの後ろでそんな事を言いながら傍観を決め込むイヴァン。 「ヴェー!」  凶悪なオーラ垂れ流しのナターリヤから逃げる様に二人の後ろに隠れ、ブルブルと震える 「そうかよかった」  アーサーは安心して菊の頭を撫でてやり、二人の間は和やかな空気に。  その裏でまだトーニョとアルの言い合いは続いていた。 「気にしたらあかんで? まぁ俺はロヴィにしか興味あらへんけど」  山ほどあるアルのハンバーガーを食べ、飄々とフェリへの溺愛を語るトーニョ。 「あっ!俺のバーガー! ………そんな事言って菊の事も気になってんだろ?ヒーローにはお見通しなんだぜ!」  自分のバーガーを取られムッとするも、先程の悪戯がトーニョが菊の事を好きだからじゃないか?と思い始め少し拗ねるアル。
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