小さいって事はいい事だよね!

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「はぁ…しょうがねぇな…」  あのいつもの星のついたステッキを取り出し、"ほぁた☆"と呪文を唱えると、フェリに魔法がかかり見る見る姿が見えなくなった。 「ヴェ?!」  フェリは驚きの声を上げたまま何処かへ姿を消し、後は何もない空間に。  自分達は普通に中庭に走ってすかさず逃げた。 「な、何が…!?」  状況を飲み込めず慌てるもアーサーに急かされるように、とりあえずついて行く。 「な、何!?くっ!逃がしてしまったわ!」  目の前で突然消えてじだんだ踏んで悔しがるナターリヤ。 「なっ!?消えただと!?」  近くにいたルートも魔法で消えるという事態に呆然と突っ立ったままになっていた。
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