生きざま

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生きざま

古代蓮が咲いていた ある日 大きな蓮の葉が 少しの水を  葉の上に溜めていた その水は茶色に澄んでいて 1本のたばこの吸いがらが  落ちていた 火のついたたばこ 水に落とせば 火事の心配はない だけど 知っていたんだろうか 水におとされた たばこは ニコチンを 溶かし出すことを 生物にとって 猛毒であることを 大きな蓮の葉は 下の沼に生きるものたちを 命がけで 守ってた 他の葉より わずかにくすんだ緑 それでも 凛と立っていた 認められなくても 誰が見ていなくても 己の信ずるままに ただ無言で立っていた 誇らしげに立っていた そんなあなたを 尊敬します
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