【緑のアナグマ】

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 黙って見ていると、やがて青年は狭い路地へと入っていきます。 「ん~?」  ソロソロと近付いて、通路を覗き込むと―― 「あー!」 「な……!?」  大量の鉄クズを運び出そうとしている青年の姿。 「ドロボ……むぎゅぅ~!」 「違うぞ! これはちゃんと許可をもらってだな」 「ギブ! ギブ~!」 「あ……すまん」  ドロボウと言おうとした途端すごい勢いで口を塞がれたため、肩で息を整えるプラリネ。 「あやしい……」
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