気付かなくて

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    1人になった帆乃香が 同じく1人の俺の所に来る。 「次元、暇なら話そうや」 『あぁ、いいよ』 帆乃香が笑顔で話しかけてくれば 俺も笑顔で話す。 「ねぇ、次元」 『ん?どうかした?』 「うちが元太と喋っててなんか思った?」 『へっ!?』 「思ってないなら別に良いんやけど…」 いきなりだからなんて返せばいいか 分からなかった。 でも、今素直に言わなきゃいけない そう思った。 『思った!嫌だって思った!笑顔を向けないでほしいって、』 思ったことは伝えた。 次は、自分の気持ち 『でも、2人を見ててやっと気付いた。俺、帆乃香が好きだ!』 帆乃香の顔が赤くなる。 自分の顔も。 「うちは、ずっと前から好きやったで」 やっと気持ちが1つになった。 帆乃香が居たから、 みんなの気持ちに気付けた。 みんなが居たから、 自分の気持ちに気付くことが出来た。 俺は1人じゃないんだ。 みんな、ありがとう。 帆乃香、大好きだよ END おまけ有り _
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