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一磨を想い続けて
泣いている私を支えてくれたのは
今、私の隣にいる、あなたでした。
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「千帆ー、帰るよー?」
『ちょっと待ってー』
彼氏の拓巳が一緒に
帰ろうと言ってくれた。
拓巳の告白を受けたのは
一磨と菜々香から逃げるように外に出て、
ベンチに座っていた時だった。
「僕じゃ、だめかな?」
そう言った拓巳の表情は真剣で
「千帆が好きなんだ」
そう言った拓巳の顔は赤かった。
拓巳の気持ちは嬉しかった。
けど、一磨を想いながら
拓巳の気持ちを受け取るのは
拓巳に失礼だと思い、断った。
でも、拓巳は何回も告白してくれた。
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