プロローグ

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「おい、なんだ。 このカオスな始まり方は」 「お前こそその格好はなんだ? 今はユーズドファッション(used fassion)とやらが流行っているようだが、お前のはどちらかというと、バーンドファッション(burned fassion)だぞ」 「お前の罰ゲームのせいだよ!! 登場早々に黒焦げの主人公なんか見たことねーよ!!」 「ここにいるじゃないか(笑)」 「笑うな! しかも罰ゲームの内容が《火災現場に取り残された私好みの幼女の救出》って、無理ありすぎだろ!!」 「無理なんかじゃないさ。 幼女を求める心があれば、自ずと道は開ける」 「俺は幼女に興味ないし、お前の好みなんて知らないが、なぜか、『火災現場』と『お前好みの幼女』がうまい具合にドッキングした奇跡的事件が目の前で発生したことに俺は驚いたよ」 「……ふむ。 普段の私の善行の賜物だろうな。 感謝しろ。 足を舐めろ」 「最後のは激しく拒否する。 あと、お前に『善行』という言葉は不釣り合い過ぎる」
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