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「朱音、合格だ。これからは…そうだな、俺の小姓兼女中としてここで働け。そうすればお前の身の安全と寝食は保障する。」
「女中って…家事をする人の事ですよね?」
「そうだが?お前まさか…出来ないのか?」
「そんな事ありません!むしろ大得意です!働かざる者食うべからずですからね。頑張らせて頂きます!」
「はっはっ!良い心がけだな!」
近藤さんが優しく言った。
「改めて、緋村 朱音と申します。よろしくお願い致します。」
最初と同じ様に三つ指をついて頭を下げる。
その時、天井からガタッという音が聞こえた。
(緋村だと?!?!)
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