25人が本棚に入れています
本棚に追加
翌日、永遠亭前
「人里に薬を売ってくるから、帰るのは夕食頃ね」
「はい。お気を付けて」
軽い挨拶を済ませ、永林は鈴仙と別れた
「那由多、行くわよ」
「またね。てゐ」
「今度会ったら他の罠の作り方を教えてあげる」
昨日の夕食時に和解したてゐと別れ、那由多は永林の元へ走っていく
「それじゃ那由多、掴まって」
「ふぇ?一人で歩けるよ?」
「飛んで行くのよ。那由多は飛べないでしょ?」
「何でもありだね。幻想郷って」
那由多は永林の腰に手を回し、離れない様にガッチリと掴んだ
「行くわよ」
その声と同時に、永林と那由多は宙を飛んだ
「まったねー!!」
首だけを後ろに向けて、那由多は永遠亭の住民に別れを告げた
最初のコメントを投稿しよう!