第五章:心の闇

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翌日、永遠亭前 「人里に薬を売ってくるから、帰るのは夕食頃ね」 「はい。お気を付けて」 軽い挨拶を済ませ、永林は鈴仙と別れた 「那由多、行くわよ」 「またね。てゐ」 「今度会ったら他の罠の作り方を教えてあげる」 昨日の夕食時に和解したてゐと別れ、那由多は永林の元へ走っていく 「それじゃ那由多、掴まって」 「ふぇ?一人で歩けるよ?」 「飛んで行くのよ。那由多は飛べないでしょ?」 「何でもありだね。幻想郷って」 那由多は永林の腰に手を回し、離れない様にガッチリと掴んだ 「行くわよ」 その声と同時に、永林と那由多は宙を飛んだ 「まったねー!!」 首だけを後ろに向けて、那由多は永遠亭の住民に別れを告げた
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