独り身王子

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なぜだろう。 これだけ世の中情報が発達しているのに。 俺はまだ先輩に好きと伝える事ができずにいた。 そんな高校一年生。 10月頭にやってくる文化祭に青ざめる 松原真白。 まっしろじゃねーよ。 ましろだよ。 でも今俺の頭はまっしろだ。 名前の通り綺麗な肌。 女のような顔立ちで可愛がられてきた。 愛嬌だっていいって言われ女は一発で俺に落ちる。 しかし俺の欲しいものは何一つ入らない。 俺が欲しいものはただ一つ。 美咲先輩だけ…。 可愛くて綺麗で… 笑うと桜の花がバックに咲いてるんだよ! あの美咲先輩だけなのに… 俺がほしいのは。 どうして簡単に手に入らないんだろう。
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