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「悪魔、学園内ではその姿でいろ。あれは生徒に毒だからな。」
「ユウが望むなら。」
「やけに綾杉に肩入れするんだな…」
「貴様には関係ない。」
カイトは勢いよくドアを閉める。
あの馬鹿、よりにもよって何であれを喚んだんだ…
「はぁ偶然か必然か…どちらにしろ面倒な事になりそうだ。」
「主?」
「お前にも迷惑をかける事になるかもしれん。」
土御門は七夜の頭を優しく撫でる。
「えへへっ主の為なら、僕は大丈夫ですぅ。」
頭を撫でられて嬉しそうに、七夜は答える。
戒斗…お前の護ろうとしたモノは、あまりにも大き過ぎるよ。
夕焼けに染まる空を見つめた、土御門は胸の中で呟いた。
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