第5章 理由:監察方

3/25
2039人が本棚に入れています
本棚に追加
/153ページ
「仕事、お疲れ様。大丈夫かい?」 心配そうな声色。 わたしはただ、はい、と返事をする。 「土方さんから伝言。今日はゆっくり休んでくれ、とのことだ。」 それだけ言って、山崎さんはわたしの部屋から離れていく。 少し経って、遠ざかっていく足音が止まった。 そして、 「俺は今日、少し町に出てくるから。修業も休みにしよう。」 と、言った。
/153ページ

最初のコメントを投稿しよう!