赤い部屋

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目が覚めると、周りは赤、赤、赤・・・・・・ここは一体どこだ!? 俺はただの中学二年 会川 進・・・・・・ただそれだけの平凡な人間だったはずなのに・・・・・・・・・ 目が覚めて間もなく、俺に声をかける人がいた。 同じクラスの藤岡 角谷だった。 「会川、やっと起きたのか?」 俺は、「ああ」とだけ答え、自分が寝ていたベットから立ち上がり藤岡に混乱する頭で質問する。 「藤岡・・・・・・ここどこだ?何でこんなとこ・・・」 だが、言い切る前に俺の声はノイズ音のような物に掻き消された。 何だ?と思い、俺と藤岡は音のする方を見た・・・・・・視界に入って来たのはかなり大きいモニターだった。 「なんだ?」 モニターには、よく深夜辺りにテレビに写るカラフルな縦縞の中から少しずつ声がしてくる。 「ぁ・ぁ・・・ごほん、え~皆さん聞こえてますか?」 怠そうな声、やる気がなさそうな態度、いろいろとイライラするが俺はモニターに神経を集中させる。 「何から言ったら良いかな・・・・・・ん~じゃあこれからだな、{何故君達はここに連れて来られたか?}・・・・・・メモどこ置いたっけ?」 ガサガサとモニターの向こうで音がする。
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