赤い部屋

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2、30分くらいモニターの中の声はメモを探して、やっと見つかったらしい。 「あった、あった、机汚いと辛くてね」 世間話をするように声はそう言い、咳ばらいを一つした後に話しを続けた。 「えっと、君達がここにいるのは・・・・・・・・・簡単に言えば、死んでくださいって事ですね」 は?? コイツ、イマナンテイッタ? 死ぬために何の罪もない俺達が連れて来られたのか? だが、モニターの声は悪びれる事もなく「間違えた」と言って話しを続ける。 「違う違う・・・・・・ごめんね正確には皆さんにはここから出てもらうためのゲームをしてもらうって内容だった・・・・・・・・・まぁ一歩間違えば死ぬけどね」 そんなの結局、死ぬって事じゃないか!! 壁を叩き、俺はモニターに叫ぶ。 声が届かないのはわかっていても・・・・・・・・・・・・
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