赤い部屋

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何分か叫んだ後、モニターの声は全ての事がわかっていると言うように「まぁまぁ、そんなに皆さん叫ばないで」と笑いながら言った。 モニターの声の場所に行けるなら死ぬまで殴り付けてやりたい。 届かない思いを胸に刻んでいると「では、ルール説明を始めましょう」と咳ばらいを一つして言った。 紙の音が少しして「ゴホン、ゴホン」と二つ咳ばらいの後にルール説明らしき事を話し出した。 「ルールは簡単!この部屋から出る。ただそれだけ!」 俺と藤岡は疑問符を頭に浮かべ顔を見合わせた。 タッタソレダケ? そんな事で死ぬ? 混乱する頭で状況判断が出来ない。 部屋を出るだけで・・・・・・何故? その疑問は、ゲームが始まった直後に解る事になる。 その後、他にも部屋があり、一部屋で四人ずつがこの最初のゲームをするのだとわかった。 各部屋にいる人の名前を声は言い、「それでは・・・・・・ゲームスタート」 開始の合図をしたのだった。 俺が今居る部屋には、俺、藤岡、一年の会田 界、同じく一年の快堕 新の四人が居る事もわかり、その二人はずっと机に静かに座っていた。
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