悪魔の右腕

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セイジ「うん?朝か?碧、起きろ?」 碧はゆっくりと体を起こして、紙に一言、「おはよう」っと書いた。 セイジ「あぁ、おはよう。今日は学校が休みだし、碧を家まで送ってくよ」 碧は紙に、スラスラっと、「うん、ありがとう。でも、まだ家の人は起きてないから、9時頃で良い?」 どうやら、9時にならないと碧の家の人は動かないらしい。その間にウチで時間を潰そう。 セイジ「あっ‼オレ、ちょっとシャワー浴びてくるわ。朝飯はそれからでいいか?」 碧は笑顔で、「うん」っと頷いた。 30分後。 セイジ「ふ~。サッパリした。あとは着替えるだけって、あれ?」 よく見ると、セイジの前には、上着とパンツとバスタオルしか無かった。 セイジ「あちゃー、ズボン忘れた。仕方ない。お~い‼碧~?ズボン取って~?」 バタバタと音がする。きっと碧が慌ててるのだろう。 セイジ「ほい。サンキュ。ん?碧?手が熱いぞ?」 ズボンを受け取ろしたら、碧の手とセイジの手が重なったのだ。 セイジ「あ‼碧、お前、恥ずかしいんだろ?」 ドスドスっと碧は足音を起てながら、居間に戻った。 セイジ「ビンゴ‼アイツ結構カワイイ所あるじゃん」 それから、セイジと碧は朝食を済ませ、9時に家を出て、碧の家へと向かった。
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