38人が本棚に入れています
本棚に追加
Strange Oriental Discourse
僕は息が切れるまで走った。
最も臆病な僕は、この楽園が怖くなったのさ。
この位予想していたことだけど、いくら走っても帰り道を見つけることは出来なかったのだ。
もう僕の想い人も消えてしまっている、生きていても仕方が無い、僕は失意の後に太い枝に縄を縛りつけ首を掛けた。
…僕はなぜか意識がある。縄が脆かったのか?
…最も臆病な僕は生まれ変わった。
もう失うものは何も無い、僕はもう一度だけ人間の真似をしてみることにしよう。
最初のコメントを投稿しよう!