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拓也「っつまんねー女。」
藤嶋先輩は上から私を馬鹿にしたような目で睨んでくる。
拓也「……ならさぁ…」
――グイッ
ちひろ「キャッ…ちょっ!!!」
先輩は私の二の腕を掴み無理やり立たせる。
腕を掴んだまま、
先輩はフッと私の耳に息をかけた。
ちひろ「ッ!!やめてよ!!!」
体中に鳥肌か立つ。
拓也「ならさぁ…お前のこと、落としてあげる。」
先輩は私の耳元でそう囁き、腕を放した。
………有り得ない
ホントに何なのこの人はッ!?
落としてあげるって…
ちひろ「…絶対、アンタなんかに落とされたりしないからッ!!!」
そんな怒りMAXな私を
クスクスと嘲笑う。
まるで悪魔のようだ。
拓也「…いや?確実にお前は落ちるよ。クスッ………じゃあ、また明日ここで。」
先輩……いや悪魔は
不敵な笑みを浮かばせながら
生徒会室を出て行った。
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