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さて―――
あの最低最悪な事件から1日後の朝…
あの生徒会室に向かってるわけじゃないのに
なんだか足が前に進みません。
これじゃなかなか教室辿り着けないなぁ~
のっそのっそと亀のように階段をのぼる。
全部あの悪魔のせいだッ!!!
ちひろ「はぁーっ……」
大きくため息をつくと、
後ろからトントンと肩を叩かれた。
ちひろ「はいー??」
私はちょっとイラつきながら後ろを振り向く。
「だいじょーぶ?片瀬元気ないみたいだけど。」
ちひろ「さっ沢野!!!いや元気なくなくはないけど……」
沢野「ハハッどっちだよ。」
沢野は楽しそうに笑っている。
はぅ……
笑顔めっちゃ可愛い//
私なんかのこと心配してくれるとか優しすぎるでしょ///
沢野「なんかあったら相談してよ。いつでも話乗ってやるから。」
ポンポンと頭をなでられる。
やばい…心臓バクバク言ってる!!
そんなんお前…
反則だろっ!!!!
ちひろ「ありがとね。」
沢野「うん。じゃ俺先教室行ってるから。」
沢野は人懐っこい笑顔を見せて走るように階段を上っていった。
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