汚い僕と、汚くない家族

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お父さんとお兄ちゃんが、喧嘩をやめて僕を見た。 二人とも半分不思議そうで、半分嬉しそうな顔 「お、いいのか?一人で出来るか?」 「うん」 「ありがとなー。本当お前は優しいな。」 「えへへ」 「あ、懐中電灯は、箪笥の上にあるからな。」 「わかった。」 お兄ちゃんもお父さんも、多分本当は僕に期待してたんだ。
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