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「まぁいっか、今日が何日なのか分からなかったから、学校行けなかったって立派な建前も出来たし……」
果たしてどこが立派なのか、甚だ疑問である。
だがそんな疑問が仁の頭に浮かぶことは無い。
何故ならと、継ぐ言葉も無いがわかる。
本人はそれが理屈に なっていると信じているのだ。
誤解を防ぐために言っておく。
仁は決して頭が残念な子ではない。
むしろ成績はかなり良い方だ。
だが、悲しむべき事か成績と日常生活での頭の良さは比例しないらしい。
つまり簡潔に言うと仁は根本的な部分で
バ カ
なのだ。
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