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「それで何で幼なじみのお前が、俺んちに来てるんだ?」
命を(仁が一方的に)かけた攻防は終わり、尋ねる。
尚、戦闘の詳細だが平和な朝からはあまりにもかけ離れていたので、語らない。
ただ、あと一瞬避けるのが遅ければ仁の身体は、今ベッドの上にある無惨に切り裂かれた羽毛枕のようになっていただろう。
「何でって、家事スキル0のあんたの為に毎朝ご飯作ってるんでしょうが!認知症なの?それともアルツハイマー?」
牡丹は目の前の人間の頭を、吟味するかのように目を細めている。
本格的に仁の頭を疑っている。
「認知症とアルツハイマーの違いを教えてほしい。」
「下らないこと言ってないで、さっさと朝食食べなさい!もし、遅刻したら……」
「遅刻したら……?」
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