春一番は突如吹く

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見た目は前述のように不良。 それでいて、全国模試で満点を取る程の秀才。 一見矛盾しているような二つを両立させている それが沖次令二。 補則として 「因みに朝起きた人間の口の中にはウンコ以上の菌がいる。そのウンコ以上の菌がいる口の口臭すら凌駕する体臭のお前はさしずめウンコ以下だな。」 ほぼ完璧な令二の欠点は、その口の悪さだったりする。 「てゆうか俺の体臭がヤバいのは本当なの!?」 新たなコンプレックス発見の危機に取り乱す仁。 「まぁ、俺は先に行くぞ。」 言い残すと、バイクのスピードを上げていく。 何故か後ろに牡丹を乗せて。 「ちょ、何でお前まで当然のように乗ってるんだよ牡丹!あと体臭の真偽も教えてくれよ。」 叫び出すも、何の返答もないまま二人は視界から消えていった。
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