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「な~んてな。どう?この超シリアスな空気。最終回に繋がりそうな伏線。」
ケラケラ笑いながら
仁が空気をぶち壊した。
「一回死になさい!」
「アメーバにでも生まれ変わってこい!」
仁の軽口に容赦なく突っ込む二人。
そこにはいつも通りの空気が戻った、
ように思えた。
しかし、牡丹も令二も解っていた。
さっきの仁は冗談なんかでは無かったことに。
しかし二人は何も言わない。
何故なら、仁はそれを冗談として流してくれるのを願っているから。
だからバレバレの嘘も本当にするのだ。
本当に大切な親友だから。
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