俺と桜とカップヌードル

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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 時は流れ、昼休み。 仁、牡丹、令二、それにもう一人の四人で昼食をとっていた。 ちなみに仁はあの後、チョーク投げつけからの『廊下に立ってなさい』という時代錯誤なWコンボをくらっていたりする。 四人の間でかすかな息づかいや、咀嚼する音だけが繰り返される。 まぁ、簡単にいうと昼食を開始してから五分程も経過するのに、誰一人喋り出さないのだ。 「…あの……」 堪えきれなくなったという感じで、そのもう一人――桜が箸を置き、ゴクンと飲み込み言葉を紡いだ。
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