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しばらくしてあたしは教室に戻った。
中に入ってすぐ見つけたのは荒木………いつもと変わらないガリ勉な姿をしている。
あたしは奴を睨み付けて席に座った。
恵「そんな顔しないでよ」
荒木はシャーペンであたしの机を叩いた。
莉「何よ。別にいいじゃない」
しかめっ面で一言喋る。
恵「さっきはごめんね。挨拶みたいなものだからさ」
莉「挨拶ってお前は外国人か!」
恵「ははっまあまあ」
莉「むかつくわね~…でも、なんであんたは不良なのに学校ではそんな真面目君を演じているわけ??」
恵「ああ……俺にはやらなきゃいけない事があるんだ。それのためにって言えば分かるかな?」
莉「やらなきゃいけない事??」
恵「そう。まあその内容は言えないけどね」
莉「そうなんだ…」
荒木にもそういうのがあるんだ………。
そこで話は終わった。
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