最終章 拷問彼女

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すっごく、イライラする…。 私はペンチをポケットから取り出して、ガチャピンの指の爪を挟む。 「なっ…何するの…?やめ…っ!!」 ガチャピンが言い終える前に、爪が宙に飛ぶ。 「ア゙ア゙ァァア゙ァア゙ッッ!!」 どこからそんな声を出しているのやら……。 でも、これは面白い。 私は次々にガチャピンの爪を剥がしていく。 一気に剥がしてやらない。ゆっくり…じわじわと痛みを味わうのよ…。 細い木の枝みたいな指… 私はガチャピンの爪を剥がし終えてからまじまじと見つめた。 …こんなに細くて、折れないのか?? 思い立ったら即、行動。 私のモットーです。 とりあえず、人差し指をあらぬ方向へねじ曲げる。 ボキッ…と、骨が折れる音と感触が私に伝わってくる。 ガチャピンは先ほどよりも大きな叫びを上げている。 「…ぁ…やば……」 背筋がゾクゾクする… この感覚は昔、何度か体験した事があった。 この感覚は… 「……ハマった…」 .
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