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「あ~ぁ…つまんない」
私はその場でしゃがみ込みながら、上目使いに女の顔を見上げている。
「…まだ食べてないのに…失神しないでよね」
ため息混じりに、私は言う。
足下に、蓋を閉めたタッパーが置いてある。
私の名前は、《やっちゃん》
皆からそう呼ばれるから、自分でも言ってみちゃったりしなかったり…。
そして、この失神してる女の子はかつての我が友達の通称。
本人の前では言わないが、ガチャピン以外の友達の間ではその名で通っている。
その昔、友達にガチャピンに似てるねって言われた事があると言っていたので、影ではいつの間にかそのあだ名になっていた。
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