恋文物語

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拝啓 君へ 今日は私の恋について話そうと思います 最近、私に好きな人が出来た いつも近くに居てくれて、あたたかい笑顔を見せてくれる君 最初の頃の私は意地悪を言っていた でも今は その笑顔を見るだけで赤面してしまう 気付いてなかったら いつものように意地悪を言っていたのかもしれない いつものように君を困らせていたかもしれない でも、気付いてしまった もう、この思いは抑えきれない 嗚呼 君に届けこの思い 私の初めての恋心 失う物語なんて誰も求めない 私の求める物語 それは 『君と手を取り合い、共に歩んで行く』 という物語 最近、私は君の事を避けている でもそれは君の事を嫌いになったんじゃない 真っ赤になった私の顔を君に見られたくないだけ 本当は素直に自分の気持ちを君にぶつけたいんだよ? 下手くそな言葉でごめんね でもね、これが私が君に伝える精一杯の言葉 恋文(ラブレター)と言う名の物語(ストーリー) ─物語は今、動き出す─ 嗚呼 君に届けこの思い これが私の本当の気持ち 悲しい物語なんて誰も求めない 私の求める物語 それは 『君と抱き合い、共に愛を育む』 という物語 思い思いにペンを持つ 恥ずかしくなりながらも言葉を書き込む この恋がかなうことを祈って
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