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『なぁなぁ隆!あいつ可愛くなったよな!』
隆『はぁ?誰が?』
小学校最後の年だった。
『あいつだよ!霧島!』
隆『あぁ、美優?』
その頃から…
幼なじみの霧島美優(キリシマミユウ)はどんどん可愛くなっていき…
周りからモテるようになった。
『駄目だって!霧島は隆の彼女だから』
隆『彼女って…別に…『隆~!』
『ほら、噂をすれば呼んでるぞ』
隆『うっせ』
俺は立ち上がりドアに向かった。
隆『どぉした美優』
美『隆今日暇かな?』
隆『暇だよ。どぉせ家に1人だし』
この頃俺の両親は離婚した。
離婚したため島本の名字から母さんの旧姓の篠崎隆(シノザキタカシ)になった。
母さんは俺を養うために、朝晩関係なしに働いていた。
美『じゃあ隆の家に行ってもいぃ?』
隆『……お前嫌じゃないの?』
美『…?』
隆『何でもない』
美『変な隆~☆じゃ、また帰りね』
そぉ言って美優は手を振りながら隣の教室に戻った。
振り返り教室の方を見ると友達がニヤニヤしながら俺を見る。
『ほら、やっぱりね』
隆『…んだよ?』
こぉやってからかわれるとちょっと照れ臭かった。
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