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恐らくこれが数多くの男を虜にしている原因なのだろう。ただ単純に可愛いってのもあると思うけどな…。
｢つーか、ホントおまえと話すのって久しぶりだよな。｣
最近は陽菜の姿すら全く見ていなかった。隣に住んでるんだから登下校の時に逢うこともありそうなもんだが、それがなかなか無いってことなんだな。
｢ホントだねぇ。秋斗、部活忙しそうだったしね。｣
俺の通ってた中学校は成績がある程度よければ３年になっても部活してOKって学校だったからな。ちなみに俺はテニス部に所属していた。
｢まぁなぁ。もう引退だからさ。いろいろ後輩に教えなきゃならないこととかもあったからな。｣
この学校は結構部活に力をいれてたから、俺たちのテニス部もなかなか強かった。
｢そっか…。いろいろ頑張ってたんだねぇ…。｣
｢まあなぁ。｣
｢そういえばさっ、秋斗、テニスの大会で優勝したことあったよねっ。｣
｢あぁ～。懐かしいなぁ。新人戦のときだっけか？｣
｢お～い。なんで自分のことなのに忘れてるんだよっ…。｣
｢はっはっはー。俺は過去のことにはこだわらないタイプなのさ。｣
｢なんだよそれっ。｣
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