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陽菜にまた後ろから呼び止められた。
「秋斗…、あの…さ…。」
「うん!?どうした?」
「こっ、こんなボクだけど、高校でもよろしく…ね?」
こいつは……。
ボクっ娘要素だけでミサイル並みの破壊力を持っているというのに、こんどは核爆弾並みの威力がある妹キャラまで盛り込んでくるというのか!?隊長!!私めはもうここで限界のようでありますっ!!
「……………。」
「秋斗…?」
「……うんっ!?んあっ、当ったり前だろ!!こっちこそよろしくだ。」
不覚にも呆けてしまった。恐るべきボクっ娘&妹キャラ!!
「ふふっ。よかったぁ。」
やっやめろっ。なんかどんどん陽菜が愛おしく見えてくる。なんだこれは!?なに!?なんなの!?
「ボクね…秋斗とまた同じ学校に行けるって分かったとき、すっごく嬉しかったんだ~…。」
?
なんだ?この違和感は…?
「そ…そうなのか…?そりゃあ光栄だね。」
「ふふっ。偉そうだな~。…それじゃあね、秋斗。今度は高校で会おうね。」
俺たちは2人とも、再び家の近くの県立高校への進学が決まっている。
陽菜とまた一緒の高校にも行けるし、俺の高校ライフが楽しいものならいいんだけどな。
てか、やっぱ陽菜なんか変だ…。気にするほどのことでもないのか…?
まっ、前よりは少しだけ高校生になるのも楽しみになった……かな?
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