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それからしばらく二人は話すことが無くなり黙り込んで、それとは対照的な音楽が淡々と続いた。
今日はこのままずっとここにいたい気分だ。
信二は亜美のことをなるべく考えないようにして明るい音楽に思考を委ねた。
こうしてぼうとしているとなんだか心が落ち着く。
その上、これでお金をもらえるのだから得しすぎだ。
しかし、この世の中そう簡単にお金がもらえる訳がなかった。
何の前触れもなく突然自動ドアが開いた。
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