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それに両手を後ろに組んでいる。
こういうことはよくある。
自分がもてるからと言えばそうなるが、そう認めたくない自分もいるのも確かだ。
だから信二はさりげなく顔を逸らした。
しかし、毎回のこと町田がいやらしそう顔をして囁いてきた。
「おい、あの子お前のことじっと見てるぞ」
「だから?」
信二はわざとその女に聞こえるようにうんざりそうに流した。
これもいつものことだ。
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