1章

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  外の掲示板に貼ってあったクラス表で自分の名前を確認し、体育館へ入る。 えっと…三組、三組っと… 三組の人たちが座る列を見つけて座る。 ―チョンチョン 肩を叩かれ、隣を見る。 「こんにちは」 うわっ、めっちゃ美人! 私はびっくりして、言葉を失う。 可憐な美少女に声をかけられた。 「…こ、こんにはっ」 声が裏返ってしまった。 「クスクス、そんなに緊張することはないわよ…」 美少女はクスクスと笑っている。 「あなた…面白い人ね… 私は帝李衣(ミカドリイ)。 あなたのお名前は?」 「美晴…中村美晴っ」 「美晴っていうの?素敵な名前ね… ねえ?私とお友達にならない?」 「よ、喜んで!」 「クスクス、元気ねぇ… 私のことは李衣で構わないわ」 「わ、私も美晴で…」 私と李衣は意外と話があい、式が始まるまでしゃべっていた。  
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