1章

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  入学式中 「……というような歴史の中で……」 校長の話長っ! 私は校長の話をあくびを噛みしめながら何とか乗りきる。 隣を見ると李衣は眠気を感じさせない真面目な顔で校長の話を聞いていた。 すごいな… 「生徒会長挨拶。生徒会長、帝瑠亜君」 「はい」 名前を呼ばれ、一人の男子生徒が教壇へ上がる。 ん?帝…? 「あのさ李衣、ききたいことが「「キャアアア!!」 私の李衣に対して質問しようとしたら、周りの黄色い歓声にかき消された。 何事っ?と思い、教壇を見れば… 「うわっ、イケメン」 モデル顔負け、人間離れしたようなイケメンが立っていた。 「静かに」 教壇に立ち、たった一言で周りをピタッと黙らせた。  
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