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噂で何度か耳にしていたことがあったが…
まさか本当に人外を受け入れる学校があったんだ…
「ねえ、李衣?
李衣は会長と名字が一緒だけど親戚か何か?」
「え?あ、ああ…瑠亜兄と私はいとこよ…
そ、そんなことより…」
李衣は真剣な表情で私を見つめる。
「美晴は…その…この学校…やめちゃうの?」
「どうして?」
「だって…美晴は人間でしょ?
私みたいな人外と同じところには普通いたがらないから…」
「私は人外のものがいてもおかしくないと思うよ?
だって、世の中にはいろんな生物がいるんだもん!
むしろ、私はそういう存在を信じてたからね…」
私はニカッと笑った。
「はぁ…
あなた…変わってるわね…」
「よく言われるよ…」
「クスクス、ますます気に入ったわ…美晴のこと…」
李衣は苦笑いを浮かべた。
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