レポート4~「救出」

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「そんな事できるの?」 「幽霊は私達を仲間にしようとしてるから、手を掴んで来たらそれを狙ってこっちへ引っ張るんだよ♪」 「成る程、けどそれを誰がやるの?」 「僕がやります」 「護くん、無理しなくても良いよ?今度は私がやるよ」 「男としてこの場は任せて下さい。これでも小中学校共にハンドボールやってましたから、けっこう力はある方です」 「うわ、意外!」 「あら、意外ね」 (二人同時に言わなくても…) 「それじゃあ、任せるわ。けど護くん無理をしてはダメよ?」 「もし危なくなったら私も手伝うからね♪」 「お願いしますよ」 「今日はこれで解散よ、夜十時に昨日の場所に集合!」 「はい」 「わかったよ♪」 まさかこんな事になるとは思わなかったが、そんなに気分は悪くない。はたしてあの子を助けられるだろうか……
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