レポート4~「救出」

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決心し階段へ一歩踏み出す (この妙な感じ…慣れないな) この前のように一段一段上がって行く、その後ろからカスミさんがついてくる (これで十段目、そろそろだな…) 十一段目に差し掛かった辺りから、圧迫感が増してきた (来たか…) ここまで来たらもう後には引けない 十二段目に差し掛かかると…存在しない十三段目が出現しあの首吊りロープが見えた。そしてあの女の子も (よし!これからが本番だ!) 十三段目に差し掛かった時、女の子がこちらに手を伸ばして来た (よし!) もう少しで手が届きそうな所まで近づく、そして… ガシッ その女の子に手を掴まれた 「今だ!」 掴まれた瞬間力いっぱいこちらへ引っ張る。女の子がこちらへ傾く 「やった!成功…だ?」 急に女の子が引っ張れなくなった。ふと女の子の方を見ると… 「なっ、何だアレ!?」 女の子の後ろの影が手の形に変わり、幾つもの手が女の子を掴んでいる 「うわっ!!」 その手が女の子を影の方に引っ張り返す 「まっ、まずい!!」
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