4人が本棚に入れています
本棚に追加
「せーのっ!!」
掛け声と共に力いっぱいこちら側に引っ張ると…影から女の子を引っ張り出せた
「やった!!てっ、うわ!?」
と同時にあちら側から引っ張る力が無くなったのでバランスを崩し、階段から転げ落ちた
ガタガタガタドーン
「いたたた…、またこんな目に合うとは…」
勢いよく転げ落ちたが怪我はしてないようだ
「二人共!大丈夫!?」
部長さんが寄って来た
「ええ、何とか」
「私はもう駄目かも~💦」
「その調子なら大丈夫そうね、それであの女の子はどうなったの?」
「今、目の前にいます」
「助け出せたのね」
「はい」
その女の子の幽霊は目の前にいる、あの影の中に居た時とは雰囲気が違う。とても穏やかだ
「良かった…あなた達を見てたらだいぶ苦戦してたように見えたから」
「実際かなり苦戦してましたよ」
すると女の子の幽霊が笑み浮かべながらお辞儀をした。そしてそのまま消えてしまった
「どうしたの?」
「女の子が…消えました」
「成仏したのかしら?」
「わかりませんけど…最後にお辞儀をしてくれました…」
最初のコメントを投稿しよう!