レポート1~「七不思議」

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「まずい!完全に遅刻だ!」 用事が長引いたせいでいつもの集合時間に遅れてしまった 「また何か言われるのかな……はぁ、参ったな」 1棟から4棟まではかなり距離があるので時間が掛かる上に疲れるが、これ以上遅れるとまずいので急いだ 「やっ、やっと着いた💦」 興味本位から行き強制的に入部させられた部活「心霊現象解明部」の部屋の目の前にいる 「遅刻したから何か言われるだろうな……よし!」 小言を言われる覚悟で部室のドアを開けると 「やあ、護くん♪遅刻だよ?」 「あれ?…カスミさんだけですか?」 「うん、美零ちゃんだったらまだ来てないよ」 「そうですか……」 (いつもだったら集合時間には居るのに、何か用事でもあったのかな?) 「そろそろ来ると思うよ。護くんも紅茶飲む?」 「ちょうど喉が渇いてたんですよ、頂きます」 紅茶が入ったティーカップを貰う、部室にある机と同じアンティークのようで高価そうだ 「この紅茶美味しいですね!こんなにも美味しい紅茶飲んだ事ありませんよ」 「そうでしょ~、何せパティちゃんが淹れた紅茶だからね♪」
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