01.悪い事は突然に
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「おっ」 翔太はコップをテーブルに戻して夕飯と向き合った。 「今日はカレー?」 「見たら解るでしょ?」 その声と共に翔太の正面の椅子に座ったのは翔太の母である神前佐和子(かんざき さわこ)だった。 「イヤ、大好物のものが目の前に来たら一応確かめたくなるものじゃん?」 「イヤ、知らないけども。 そうなの?」
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