1章 導かれし者達

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僕らが幹也に追い付いたその時、 バゼット「なっ!なぜ弓がこんな所にいる!」 シエル「それはこちらの台詞ですよバゼット・フラガ・マクレミッツ!それと、その弓って呼び方あまり好きでないのでやめてもらえます?私にはシエルっていう名前があるんですから。私は知り合いと遊びに来ただけです。」 バゼット「私だって知り合いと買い物に来ただけです。」 とまぁこんな感じの会話が続き、らちがあかないと思った士朗と志貴は、ため息をつきながら、互いに警戒し、睨み合っているバゼットとシエルをなだめ始めた。そしてなんとか治まり、互いに簡単な自己紹介をし、こちら側はアルクやシエルの正体に驚き、向こうは、バゼットと橙子さんの正体に驚いていた。(志貴と幹也を除いて) 志貴「橙子さんでしたっけ?さっき蒼崎って言ってましたけど、姉妹っていますか?」 橙子「まぁ一応妹がいるがどうかしたか?ん?なぜお前がその眼鏡を持っているんだ?」 志貴「あっ、これは先生からもらったんです。それで、先生と同じ名字だったから聞いてみたんですけど、妹さんの名前って青子ですか?」 橙子「あぁそうだ。そしてその眼鏡は私が作った物で、いきなりあいつが現れたかと思ったら、それをかっぱらっていったんだ。それで、その眼鏡をかけているということは魔眼持ちか?」 志貴「はい。直死の魔眼ですけど。」 そう言ったとたんに皆固まり(士朗と幹也と志貴の周りの人以外)、橙子さんだけが笑っていた。 橙子「そうかそうか、直死の魔眼か。こんな珍しいものを持っているやつと2人も出会えるとわな。」 凜「直死の魔眼ですって!」 硬直から解けた凜が叫んだ
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