1章 導かれし者達

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士朗「なぁ凜(結婚してからはこう呼んでいる)。直死の魔眼ってなんだ?」 凜「ちゃんと勉強しなさいよね。直死の魔眼は魔眼の1種で、万物の死が線や点になって見えるのよ。間違いなく最強の部類に入る魔眼で、魔術師なら喉から手が出るほどほしがるわよ。」 肩で息をする位まで興奮しながら説明する。 士朗「へぇ。そんなに凄いんだ。そういえば橙子さん。さっき2人って言ってませんでした。」 橙子「あぁ、そこにいる式もそうなんだよ。」 凜「えぇ!貴女もなの!」 興奮し過ぎて倒れそうになる凜をあわてて支える。 式「そうだがそれがどうかしたか?」 凜「いや、驚いただけ。」 凜(ここにどれだけ化け物が集まってるのよ💧) 式「俺はますますお前と殺り合ってみたくたったぞ。」 志貴「僕はしないよ。」 式「ちぇっ。つまらん。」 士朗「あー。そろそろ行かないか?このままじゃらちかあなそうだし。」 凜「行くって何処によ。」 士朗「昼食たよ。」 凜「あっ……。(グー)」 凜はお腹が鳴り、赤面してうつむいたまま歩きだした。 凜「ほっ、ほらっ。さっさと行くわよ。」 そう言いながら、1人速足で歩いて行った。 士朗「志貴達も一緒にどうだ?」 志貴「いいのか?」 士朗「こっちから誘ってるんだからいいに決まってるだろ。沢山作ってあるし、多い方が楽しいだろ。」 志貴達は顔を見合せて、 志貴「それじゃ。お言葉に甘えさせてもらうかな。」 士朗「それじゃ行こうか。」
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