運命のヒト

ド……ドキドキ…してしまった…。

私には運命の人がいるのに…。

「はぁ…」

私は部屋に戻り鞄を置いてすぐさまベッドに潜り混んだ。

なんか疲れたー。
シャワーは明日の朝浴びようかな…。

私の…運命の人…今頃、何処で何してるんだろう。

「彩ちゃん！」

「ともくん！行かないで！」

「僕、彩ちゃんのところに絶対戻ってくるから！」

「ともくん…！」

あ…や…

彩…

「彩！！！！！」

「！？」

「彩起きなさい！もう７時半よ！？」

え…？
ボーッとしている頭で時計をみると、７時を過ぎている…。

「……………」

「きゃーーー！！！遅刻ーー！！」