…運命のヒト…

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仕方なく秋元とデート?する事にしたけど…何処行くんだろう。 「秋元、何処行くのよ」 「ん―鈴野宮公園いきてー」 「鈴野宮公園…」 「行こうぜー」 鈴野宮公園は…私の運命の人との思い出の場所…。 幼いながら、あの人以外とは行かないと決めた。 「ちょ…ちょっと、鈴野宮公園は…」 「なんでーなんでーいいじゃんかぁー」 秋元は子供みたいに口を尖らせてブーブー言っている。 「…………ちょっとだけなら…」 「やった!じゃあ行こう!」 「うん…」 ちょっとだけなら…いいよね…。 別に、あの人以外とは行かないって私が勝手に決めただけだし…。 約束してるわけじゃないし…。 もしかしたらあっちは鈴野宮公園での事なんて覚えてないかもしれないし…。 そんな事を一人で考えていたら、少し気持ちが重くなった。
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