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突然の提案になにがなんだかわからなくなる。それでも女神は話を続ける。
「ただし、勘違いしてはいけません。何事も“ただ”ってわけにはいきません。努力なしになにかを得ることはないのです。というか、努力もしないで、なにかをえるなんて 駄目なんですから」
こちらはまだ、何も飲み込むことができていうのに話を進めていく女神。なんだろう。今、絶対消化不良を起こしてるよ
「古今東西、今昔。神様は人間に試練を与え、それを乗り越えたものは得難いものを手にできるという。だから…私もそれに乗っ取り女神として、あなたに“試練”を与えるって事でどうでしょう?」
「いや、どうでしょうと言われても…」
展開早すぎですから!
「では、シンプルに試練を受けて生き返る事に“はい”か“うん”か“YES”で答えてください。」
「うっ…うん?」
「はい♪試練を受ける事に決まりました♪」
「ちょっと待て!全部同意じゃないか!拒否権はなし!?」
そもそもその試練とやらの内容が分からんのだが…
「面倒ですね?要は私のお願いを聞いてくれたらいいってことですよ。どうですか?簡単でしょ?」
なにかを言う暇もなく女神は何もないところから、くるくる巻かれ紙のようなものを取り出した
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